2011年9月21日水曜日

なぜかわくわくする台風襲来


きょうは敢えて不謹慎なことを書く。ご不快と思われる方はご容赦を。何の話かって、今迫りつつある台風の話である。被害に遭われている方々にはお見舞いを申し上げるほかないが、台風がやってくるとなぜかわくわくしてしまう心理が働いてしまうのである。いわゆる怖いもの見たさなのだろう。

東京に住んでいる身としては、このわくわく感が裏切られることが実に多い。“観測史上最強”“超大型”“うん百万人に影響”などと気象庁の予報やニュースの見出しが出てケースに限って、いざ台風がやってくるとどういうわけか直撃を避けて海にそれてしまったり、実はほとんど雨が降らなかったりなどというのがほとんどだったりするのだ。本当にやばいと感じさせる台風の襲来なんて、5年に1度がいいところだろう。であるからこそちゃんと来襲する台風は貴重というかレアというか、そんなのだからわくわくするのかも知れない。

これはすごかった台風というので思い出すのは昭和54年にやってきた台風20号だ。ちょうど今の時期だったと記憶している。朝から強い雨が降る中、中学へ登校したのだが、3時間目が終わったところで担任教師から「今日は給食が出せないので今から帰れ」といわれた。早く終わってくれるのは嬉しいのだが、当然外は集中豪雨。氾濫する川などはない地域だが、大雨の中で帰宅を強制するって、何を考えているのか。中学から自宅まではおよそ2キロ。登校時に乗ってきた自転車は学校に置いたまま、歩いて帰ることになったのだが、強風でぶっ壊れた傘の骨が道ばたのあっちこっちに転がり、強風でなかなか前に進めない。結局家に到着するまでに1時間かかったと思うが、当然着ていた制服はぐしょぐしょ。しかも家にたどり着いた頃には雨はかなり弱まっていた。もう少し学校も落ち着いて先を読めよと思ったものだ。

きょうやってくるとされる台風15号は、この32年前の20号とコースといいタイミングといいとてもよく似ている。はたして私の期待に応えてくれるだろうか。

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