2011年9月10日土曜日

本日発売「昭和40年男」最新号は「オレたちの宇宙」!

デジタルネイティブとかソーシャルネイティブとか、生まれながらにして最先端のカルチャーに囲まれ育った世代をそれ以前の人間と分かる言葉が流行っているが、それを言うなら我々昭和40年前後生まれの人間は差し詰め、テレビジョン・ネイティブ、そしてスペース・ネイティブと呼ばれて然るべきかも知れない。テレビと宇宙。どちらも戦後から高度成長期に我々日本人が夢を投影した媒体といっていいだろう。その夢を映像として日常的に目にしながら育った我々にとって、宇宙とは何か。そんな思いを込めた『昭和40年男』10月号が本日発売の運びとなった。通常なら奇数月の11日発売だが、明日は日曜日と言うことで1日早いリリースとなっているのでご注意を(早く買わないと売り切れちゃうからね)。

今回私が書いたのは米ソ競争から始まる宇宙開発の歴史と、我々の宇宙観を育てたSF作品の名作解説。正直、もう少し突っ込みたい部分もあったのだが、それでも十分満足行く内容になったと自負している。中には「これって40年男世代?」と思われる作品も取り上げているが、何せSFというのは他の分野以上に人を選ぶところがある。見ているヤツは徹底的に見てきたし、そうでない人は本当に舐める程度、ヤマトのヤの字くらいしか分からんということも少なくない。なかなか難しいところだが、興味を持っている方々に向けて答えた方がより内容の厚いものになると、少しマニアックなものも加えた(だってSFオタクにとって「トップをねらえ!」を外すわけにはいかないもんね)。

手前みそだけでなく、はやぶさプロジェクトがこれほど40年男とのかかわりが強かったことを改めて知らされたり、宇宙の研究はどこまで進んでいるかが我々世代ならではの切り口で解説していたりと、今巷にあふれている宇宙関連本とはひと味もふた味も違う内容になっている。

ほかにも、新婚ほやほやのカトちゃんへのインタビューなど旬な和題ともリンクしているなど、ただ懐かしいだけの昭和雑誌ではないツボもしっかり押さえられている。常連さんはもちろん、「え?オレ40年男じゃぜんぜんないよ」という人でもまずは書店で手にとって頂きたい。もちろん、電子版も同時リリースされているので、iPadやタブレットPCを常時お使いの方はそちらをご利用になることをオススメする。

電子版はこちらへ↓
http://www.zasshi-online.com/Magazine/ProductDetail/SalesDate?code=2011-09-10&page=1&dcode=tandem_style_40s8110910&dpage=1

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